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第2分科会

分科会テーマ

02

ハラスメント問題の最前線!

〜労働問題をもっと身近に〜

担当

全国⻘年司法書士協議会 生活再建支援推進委員会

場所

3階 302会議室

開催趣旨

昨今、「ハラスメント」という言葉が世間を賑わせています。全青司において昨年末から年始にかけて実施した「年末年始労働・困りごとLINE相談」においても、多くのパワーハラスメントに関する相談が寄せられました。

また、過去に実施した全国一斉労働トラブル110番においても多くのセクシャルハラスメント・マタニティハラスメントに関する相談が寄せられました。

このように「ハラスメント」は労働場面において身近な問題として内在しており、その中で、「ハラスメント」の実態・法律上の定義・被害防止や回復の方法などを理解しておくことは、身近なくらしの法律家として必要なことであることは言うまでもありません。

また、われわれ自身も知らず知らずのうちに「ハラスメント」の加害者・被害者にもなり得る状況です。事業主として職場環境配慮義務を課されている立場の方もいらっしゃるかと思います。

今一度「ハラスメント」を防止し、撲滅する観点から理解し学ぶことは必要なことではないでしょうか。 

そこで、第1部では、セクシャルハラスメントを始め、各種ハラスメント問題に積極的に取り組み、TVを中心に各種メディアにおいて法律家として積極的に発言を行っておられる弁護士三輪記子(みわ・ふさこ)先生に、労働問題の総論、ハラスメント問題の最前線、そして弁護士としての労働問題への取り組みについてご講演いただきます。

また、第2部では、分科会参加者自らが考える労働相談の事例検討を行います。

この事例検討を通して労働問題をより深く理解し、次の日からすぐにでも実践できるような知識を持ち帰ってもらうことを目的としています。 

われわれ司法書士は、目の前で困っている人を法的に支援することができる職業です。

困っている人の問題の根本をその依頼者と一緒に考え、その問題解決へ導くことで、依頼者のより良い未来を創ることができます。 

また、もしかすると、司法書士が労働事件について取り扱えると考えたこともない、という方もいらっしゃるかもしれません。

誰しも初めて取り組むものには大きな不安を感じます。

ただ、その不安を乗り越えて学び・愚直に取り組むことで、司法書士としての幅が確実に広がるものと確信しています。

労働問題で困っている人のためにわれわれは何ができるのか。

この分科会を通じ、今まで労働問題を敬遠していた司法書士が労働問題に関心を持ってもらい、その意識変化の一助となれば幸いです。

研修内容

第1部

基調講演

弁護士 三輪記子 氏

第2部

事例検討

講師紹介

講師

弁護士 三輪記子氏

Miwa Fusako

所属

第一東京弁護士会

著書

これだけは知っておきたい男女トラブル解消法(海竜社)