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第1分科会

分科会テーマ

01

司法書士と地域と福祉の連携

 「生きづらさ」を聞く、開く、外す 
地域 × 福祉 × 司法書士

担当

岡山県青年司法書士協議会 地域福祉部会 

場所

3階 コンベンションホール

開催趣旨

 研修会テーマが生み出されるときに、キーワードとなったのは「生きづらさ」です。 

さまざまな社会・地域の課題の中に「生きづらさ」が存在します。そして、わたしたち司法書士も「生きづらさ」を抱えてはいないでしょうか。 

 果たして、「生きづらさ」とは何なのか。精神障がいを抱えた当事者が安心して生活できる地域づくりを目的に、NPO法人岡山マインド「こころ」を立ち上げ活動を続けられる多田伸志氏にその活動をお聞きします。 

ファシリテーターとして兵庫県立大学環境人間学部准教授の竹端寛氏を迎え、「生きづらさ」を構造的に学んでいく場としたいと思っています。 

また、なかなか打ち明けることのない「生きづらさ」を共有する場を設けます。「生きづらさ」を共有する中で、「生きづらさ」への視点を少しずらすためのきっかけとしたいと思います。 

視点を少しずらした「生きづらさ」を抱えたあなたはきっと、自分の/他人の/地域の/社会の「生きづらさ」にそっと寄り添っていけるはずです。 

研修内容

第1部

NPO法人岡山マインド「こころ」での活動を通して「生きづらさ」を聞く 

講 師 多田伸志 氏

ファシリテーター 竹端寛 氏 

第2部

國貞実行委員長の「生きづらさ」を開く

第3部

ディスカッション

 今、私たちは何に「生きづらさ」を感じているのか。それぞれの「生きづらさ」を持ち寄り、話し、聞き、そして「生きづらさ」というキーワードを外していく中で、見えてくるものをみなで共有します。その中で、社会の課題への取り組み方、地域への関わり方が見えてくるかもしれません。 

※本ディスカッションでは、NPO法人 岡山マインド「こころ」の利用者の方にもご参加いただきます。 

協力:ふくしのえんがわ実行委員会 

※内容を変更する場合がありますので、ご了承ください。

講師紹介

講師

多田伸志氏

Tada Shinji

経歴

NPO法人岡山マインド「こころ」代表理事、一般社団法人お互いさま・まびラボ副代表理事。地方市場でマグロを解体していたが、思うところがあり24時間全開放病棟の精神科病院まきび病院の相談員として23年間、失敗を重ねながら勤務。当事者が堂々と「隠さず」に地域で暮らすことを目的に2002年NPO法人岡山マインド「こころ」を当事者の仲間たちと設立。仲間で助け合って暮らすグループホームをまちの中に立ち上げる。2014年にマインド作業所を開設に至ったが、2018年7月西日本豪雨災害で被災。「当事者主体」にこだわりながらまちの住民と共に復旧・復興への活動を続けている。精神障害者も参画する被災者支援・まちづくり活動で更なる土着を目指している。

進行役

竹端 寛氏

Takebata Hiroshi

経歴

兵庫県立大学環境人間学部准教授、専門は福祉社会学、社会福祉学。姫路市在住。 

1975年、京都市生まれ。大阪大学人間科学部、同大学院博士課程修了。博士(人間科学)。 

山梨学院大学法学部政治行政学科教授を経て、2018年から現職。西宮市地域福祉計画策定委員会・委員長、芦屋市権利擁護支援システム推進委員会・委員長などを務める

著書

 『家族は他人、じゃあどうする?−子育ては親の育ち直し』
(現代書館)

『「困難事例」を解きほぐす−多職種・多機関の連携に向けた全方位型アセスメント』
(現代書館)

『「無理しない」地域づくりの学校』
(ミネルヴァ書房)

など。